来年度の指導について引き続き書いてみる。

来年度は古文を教える生徒が2人いる。2人とも受験生。これまでも古文を数人教えてきたが、他の勉強との兼ね合いで間に合わなくなり、途中で古文を捨てる結果に陥ることがほとんどなので今年は完遂することが目的である。

幸い1人は文法の勉強を楽しみ始めており、安心なのだが、もう1人は古文なんてぜったい無理!とのたまわっているが、いやもいやも好きのうちで頑張っていただきたい。古文って実は楽しい!と思える仕掛けを考えなくてはと思っている。


個人的には久しぶりに日本古典の世界を堪能できる機会なので、物語、日記、和歌の読解をしながら、知識を高めていきたい。


物語なら伊勢物語、雨月物語、好色一代男。

日記なら蜻蛉日記の再読、和泉式部日記。

和歌なら古今和歌集。

江戸文学もMARCHの文学部では出題されるので今年少し参入したいところ。雨月物語進められるかな。


古文の専門知識については小西甚一先生と川村裕子先生から学んでいきたい。


小西先生の「古文の読解」「古文研究法」はなかなか読み応えのある容量だが、今年度はかじりついてでも読みたいと思う。15年ほど前に演劇を通じて知った先生だが、ここでじっくりと向き合えるならありがたい。


川村先生が書かれた「蜻蛉日記の表現と和歌」を読み、和歌が作り出す表現が作品の底流を作り出すことを学んだ。また先生が書かれている「平安王朝の基礎知識」など、平安時代の風習などについてまとめている新書は参考になると思う。


受験書では「富井の古文読解をはじめからていねいに」がおすすめ。文法のポイントだけでなく、平安期の作品を読むのに必要な知識がまとめられているので、やる気のある方の生徒にはお勧めした。


最近売り出し中の岡本梨奈さんの参考書はビジュアル的にも女の子に受けそう。今回担当生徒は2人とも女の子なので、投入する機会があるかもね。特に古文は絶対嫌な生徒にw